初期研修医/学生の皆様へ

先輩メッセージ

Message 01

医局の自由な雰囲気と先輩方の親切な指導が魅力です。

菊池 奈美NAMI KIKUCHI
現山口赤十字病院耳鼻咽喉科部長
[キャリア概略]
九州大学卒→関連病院(山口赤十字病院→下関市立市民病院)→留学→山口赤十字病院

九州大学病院耳鼻咽喉科学教室に入局して20年になります。現在は山口赤十字病院耳鼻咽喉科部長として、年間約300例の手術に携わっています。
もともと手技的なことが好きでマイナー外科に進みたいと思っていた私は、眼科・麻酔科を考えていました。しかし、学生時代に耳鼻咽喉科をまわった際に、医局の自由な雰囲気と先輩方の親切な指導に惹かれて耳鼻咽喉科の入局を決めました。一つ上の学年に4人の女医さんがいて、生き生きと仕事をされていたのも大きな理由になりました。子供の中耳炎などをのんびり診ようと思って入局したのですが、実際に仕事を始めてみて耳鼻咽喉科の守備範囲の広さに驚きました。ダイナミックな手術の頭頚部癌、ミリ単位の細かい手技の耳科手術、内視鏡手術を行う鼻科手術あり、めまいや音声・嚥下も耳鼻科の専門領域です。小児の診察が多いことも特徴です。様々な分野がありますので、入局してから自分に合った専門性を選べるのはメリットです。
卒後2年が終了した時に山口在住の夫と結婚。山口での勤務の希望をかなえていただき、山口赤十字病院、下関市立市民病院に勤務しました。夫がアメリカに2年留学することになった際には、日本での研究経験のなかった私でしたが、当時医局長であった現中川教授にアメリカの研究室をご紹介いただき、内耳の基礎研究を行って有意義な2年間を過ごすことができました。
日本に帰国してからは、再び山口赤十字病院に勤務させていただいております。帰国2年後からは耳鼻咽喉科のチーフとして働くことになり、まだ臨床経験の浅かった私は不安の多い中での出発でした。しかし、経験したことのない症例、判断に迷う症例に出会う度に助けてくれたのが医局の先輩方でした。相談するといつも親身にアドバイスをしてくれ、山口まで手術応援に来てくれました。現在、私がなんとか山口日赤病院の部長職を務められているのも、医局の先生方のおかげです。
九州大学耳鼻咽喉科学教室は、それぞれの分野の専門性のレベルが高く、また、教育熱心で後輩にやさしい、そのような先生がそろっている教室です。進路に迷っている方は、是非、耳鼻咽喉科を候補に考えてみてください。

Message 02

マイナー科でもいろいろな選択肢があり、 その選択に対して医局員は家族のように応援してくれます。

清原 英之HIDEYUKI KIYOHARA
現九州大学病院耳鼻咽喉科
[キャリア概略]
九州大学卒→関連病院(祐愛会織田病院)→大学病院→関連病院(九州がんセンター、福岡山王病院)→大学病院

私が入局したのは、現行の研修医制度が始まる2年前でした。当時は6年生の時に入局先を決めなければいけません。特に優柔不断な私は、卒業試験の時期に、ようやく消去法で内科と耳鼻科に絞れました。最後に耳鼻科の決め手となったのは、小学生の頃に鼻炎で通院した耳鼻科の先生が、特殊な器具でたくさんの患者を診ている姿に憧れていたことでした。
耳鼻科は、研修医の頃から外来が始まり、若いうちから執刀できる手術もたくさんあります。疾患も多岐にわたり、毎日の診療が勉強になる毎日です。そして入局してから数年後、大学院に進むか、このまま臨床医を続けるかの選択をしないといけない時期がきます。私もとても悩みましたが、早く一人前の臨床医になりたいという気持ちが強く、大学院には行きませんでした。幸いなことに論文博士で学位を取得することはできましたが、その後の臨床に応用できる研究を続けていく意味では、大学院で基礎系の知識、実験方法を身につけておけばよかったかな、と今ではそう思います。
耳鼻科では、専門医や学位を取得した後の進路として、大学で臨床とともに研究を続ける、関連病院で臨床を極める、開業する、などの選択肢があります。どの道もある程度は自分の選択で進めるとは思いますが、意見を主張するには出身大学は関係なく、本人の努力が大事だと思います。私は自身の能力、環境の変化などを総合して、近いうちに開業することを決意しました。地域医療に貢献できるよう努力するのは当然ですが、小さい頃の自分のように、耳鼻科医っていいな、と今の子供たちに憧れてもらえるような存在になるのが、今後の目標です。
マイナー科の耳鼻科でもいろいろな選択肢があり、その選択に対して周りの医局員は家族のように応援してくれるところが九大耳鼻科のいいところだと思います。なかなか先の見えない学生や研修医の方々の参考になれば幸いですし、さらに同じ道を目指していただけると、OBとなる私にとっても嬉しい限りです。

Message 03

女性医師にとって、「子育て」は考えようによっては医療の糧です。

原 奈津貴NATSUKI HARA
現山口赤十字病院
[キャリア概略]
大学→九州がんセンター→山口赤十字病院→(産休)→山口赤十字病院

どの科を選ぶか。そしてどこへ入局するか。女性医師にはさらに、いつ子供を産むか、そして育てながらどう働くかが加わることも多く悩みはつきないものと思います。そこまで深く考えてきたわけではないところもありますが、これまでのことを思い返してみました。
大分大学を卒業後、研修病院には高校までの大半を過ごした名古屋の市中病院を選びました。各科をまわるうちに見えてきた自分の希望は、「手術がしたい」「幅広い症状の患者さんと接する診察もしたい」ということ。命に関わるがんの手術から日常の不便な症状の解消までを幅広く担うのが耳鼻咽喉科であり、手術も外来もできるところが魅力的だと思いました。また、自分の生活や目標に合わせて働き方や専門を選びやすい、と当時の先輩にすすめられたこともあり耳鼻科に決めました。
研修医2年目に結婚したことをきっかけに九州で働くことになりました。九大耳鼻科に見学に行った際にとても雰囲気のよい医局だったので即決で入局しました。
福岡で2年勤務した後、主人の転勤に伴って山口にきたのですが、山口での生活はとても充実したものでした。尊敬できる先輩のもとでじっくり仕事を学べ、長女が産まれ、産後は時短勤務の形で復帰。少しずつ勤務時間を延ばしながら働いています。同僚医師や看護師さん、保育士さん、近所の人らから様々なお気遣いを頂きながら、がんばって過ごしています。
子育ても、考えようによっては医業の糧。接する人の幅が広がるし、母親・父親目線で初めて気づけることもあるかもしれません。一緒に、前向きに楽しく働きましょう!

Message 04

自分がしたいことを積極的に受け入れてもらえる環境があります。

鈴木 智陽TOMOHARU SUZUKI
現済生会福岡総合病院耳鼻咽喉科
[キャリア概略]
久留米大学卒→初期研修医→大学病院→関連病院→留学予定

私は祖父、両親が耳鼻科医ということもあり、幼少期から漠然と耳鼻咽喉科に興味を持っておりましたが、大学で耳鼻科の勉強を始め、頭頸部領域の範囲の広さに驚いたことを覚えていますし、日々の臨床の中でも強く感じています。
耳鼻咽喉科は疾患も多岐に渡り、内科系、外科系のどちらかも迷われている方にはどちらも行える耳鼻科は魅力的な科だと思われます。
入局後は通常大学病院での研修を行います。大学病院では各グループに細分化されており、耳、鼻、喉頭、腫瘍グループをローテーションで研修します。自分がどの分野を行いたいと決めている人もいるでしょうが、様々なグループを経験し自分が興味のある分野を探すのにも良い機会だと思います。現在は関連病院にて一般外来、手術を日々行っております。その後のキャリアについては人それぞれですが、大学院進学や進学せずに臨床を続ける方、私のように専修医制度を使い、大学院進学をせず留学を行い、学位取得を目指すプランもあります。当科の特徴として、自分がしたいことがあれば積極的に受け入れてもらえる環境にありますし、スタッフは優しく、教育熱心な方ばかりです。
なりたい自分になれる科、耳鼻咽喉科に興味がある方は是非参考にされてください。

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